~ロケット理論~
人はなぜ月に行けたのか??
目標が明確であり、具体的な方法があったからです。
前回の続きを書いて行きたいと思います。
前回は1つ目の要件として「明確な目標があったから」について書きました。
今回は2つ目の要件についてです。
2.方法論の具体化ができたから
「絵に描いた餅」という言葉を聞いたことがあると思います。
役に立たないものとか、絵空事などをたとえて表現するときに使われます。
たとえ目標を明確にしたとしても、非現実的では到底達成できるものではないでしょう!!
ロケットが月に行けた二つ目の要件は、
「月に行くための方法論の具体化が出来たから」
だといわれています。
どのようなロケットをいつまでに誰が作るのかを具体化し、
自転公転や気候状況などの外部要因を踏まえシミュレーションを行った上で
ロケットを打ち上げることにより、はじめて成功率が高くなるのです。
目標を達成するための方法の具体化が必要ということです。
では、どのような具体化をすると良いのでしょうか?
1つめのポイントです。
「計画の実行者」を具体化をすることです。
法人やチームなど組織の場合ですが、
目標達成の具体化方法として、
「トップダウン方式」と「ボトムアップ方式」の2つの方法があります。
トップダウン方式とボトムアップ方式には2つの考え方があります。
①到達目標を先に決め、どう達成するかを具体化する(トップダウン)
現状からどう積み上げていく事ができるかを具体化する(ボトムアップ)
②トップが具体化し、現場にブレークダウンしていく(トップダウン)
現場の意見を積み上げて具体化していく(ボトムアップ)
この2つの考え方です。
私は①のトップダウンとしている内容を
トップダウンとボトムアップの両面から一致させていくことが重要であると考えています。
積み上げ型で計画を策定すると届く範囲まで・・・
安牌な計画を作成することが多くなっているように思います。
成長していく・・・
ステップアップするためにも・・・
ありたい姿を描ける状態であることが必要です。
方法論具体化の2つ目のポイントは
「アクションプラン(行動計画)に落とし込むこと」です。
誰が、いつ、どのような役割を果たす事で
目標が達成できるのか細分化し、成功へのシナリオを描いていくことです。
数値計画と行動計画は表裏一体の関係にあります。
方法論の具体化にはどちらが欠けても上手く行かないのです。
「志立ちて半ば成就」の言葉通り、
これまでの達成要件の1つ目と2つ目が満たされた段階で
目標は50%達成できたようなものです。
あとの残り50%については次回書きたいと思います。
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