年末のこの時期になると、会社員の方は企業から渡されるものがあります。
それは、ご存知の通り
「源泉徴収票」
です。
この源泉徴収票を見ていると、
平均値が大好きな日本人にとっては、
自分は平均的にみてどうなんだろう?
という疑問が湧いてくるのではないでしょうか?
そこで、
日本の企業の平均年収はどれくらいかご存知ですか?
【年度別平均給与】
国税庁では「民間給与実態統計調査結果」というものを出しています。
民間企業の会社員(パート含む)を統計した結果です。
平成29年(2017年)は432万円
平成28年(2016年)は421万円
平成27年(2015年)は420万円
と出ています!!
【年齢階層別平均給与】
また、年齢階層別にも統計を出しています。
棒グラフで見づらいところは、ある意味さすがだな!!と思うところですが・・・
中小企業で働く方で年収300万円で推移している人は4割程度はいるはずです。
年収で300万円ということは月収で25万円です。
手取りにする20万円くらいです。
非正規雇用になるとさらに金額は下がってきます。
月収で20万円。年収だと240万円ですね。
手取りにすると16万円くらい。
これでもまだ良い方なのではないでしょうか?
【生存権】
日本の憲法では、最低限度の生活を保障してくれています。
日本国憲法第25条
第1項
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
第2項
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
この法律によって行われているものが生活保護です。
実際に働くことの出来ない人のための制度ではありますが・・・
・働ける人
・働けるようになった人
も生活保護費を貰い続けています!!
それはなぜか?
単純に働くよりも生活保護費のほうが多いからです。
苦労して、汗水垂らして働いても、働かないでもらえる金額の方が大きければ、働かないですよね??
【生活保護費の源泉】
そして、この生活保護費の源泉は、
皆さんが汗水垂らして働いて稼いだお金で納めた
税金
です。
必要な方に渡して頂けるならいいかと思います。
そうでもない人に渡すのはいかがなものでしょうか?
実際には、市役所の方々による審査はあるんですが・・・
抜け穴をついているようですね。
【ベーシックインカム】
実際に働くよりも生活保護費の方が高ければ、勤労意欲はなくなるのは当然だと思います。
社会的格差や制度上の問題なので、現状これは仕方ないところな気がします。
そして、これからさらに失業者が増えてくるのは、目に見えた事実かと思います。
社畜として働いてきた人にとっては、言われたことをやってきているので、チャレンジすることが出来ない人が多いはずです。
お金がなければチャレンジ出来ない・・・
ならば、一律に支給すればいいのではないでしょうか?
就労の有無に関わらず、一人当たり一定額を支給する。
これをすれば、生活は保障されているので、挑戦する人が増えてくるのではないでしょうか?
経済が活発になるので、失業者の減少にも繋がってくるはずです。
実際に、海外ではベーシックインカム導入の国民投票や試験導入をしている国もあります。
日本でも希望の党がベーシックインカムをマニュフェストに掲げていました。
【まとめ】
これから失業者が増えてくるであろう日本。
生存権はどのような形で実現されてくるのでしょうか?
生活保護費の支給では解決出来ない問題なのは分かり切った事実です。
超高齢化社会にも突入します。
ピラミッド型⇒釣り鐘型⇒逆ピラミッド型
社会保険の負担が給与の50%となる時代もやった来る気がします。
そんなとき私たちはどうすればいいのでしょうか?
社畜として、働き続けることが解決となるのでしょうか?
0コメント