さて、何かをするためには考え方(マインド)と手法・手段が必要になります。
中期経営計画策定のための考え方(マインド)については、『経営計画作成の考え方』などに記載しています。
ここでは、経営計画を作成する際のポイントについて記載していきます。
まずは売上計画について記載します。
その前に…
売上の構成から入ろうと思います😎笑
またか…とか、
知ってるし…とか
あると思いますが…
お付き合いくださいm(_ _)m
【本題】
売上はどのような構成で出来ているのでしょうか❓
売上は…
・商品を販売する
・サービスを提供する
ことで生じます。(当然ですね💦笑)
では、売上を上げるにはどうしますか❓
・商品やサービスの価格を上げる
・商品やサービスの販売数や提供数を増やす
ことになると思います。
となると…
売上=単価✖️数量
で表すことが出来るようになります。
売上を上げるには、
・単価をあげるか
・数量を増やす
ことで上がることになります。
単価と数量について
- 顧客単価
単価を考える場合には…
商品単価ではなく、顧客単価で考えます。
顧客単価は、
・どれくらいの頻度で購入してくれるのか❓
・一回でどれくらい購入してくれるのか❓
・一点あたりの平均単価は❓
を考えていくことになります。
- 顧客数
単価と同様に、数量を考える場合には…
数量ではなく、顧客数で考えます。
顧客数は、
・新規顧客がどれだけ増えたか❓
・既存顧客がどれだけいるのか❓
・流出顧客がどれだけ出たのか❓
を考えていくことになります。
対策として、
単価を上げるには…
・購買頻度を上げるためにどうするか❓
・一回あたりの購買点数を増やすためには❓
・一点あたりの平均単価をいくらまであげればいいのか❓
数量をあげるためには…
・新規顧客を獲得するためにはどうするか❓
・既存顧客を確保しておくには❓
・流出顧客を減らすには❓
を想像して、行動し、改善を繰り返していくことが必要になります。
注意すべきこと
単価を下げて、薄利多売戦略を考えられる方もいるかもしれません。
仕入先との交渉や大量生産などで仕入原価も減少していれば問題ないかもれません。
しかし、仕入原価が変わらない場合は…
かなりの数量を販売することになります💦
下記に数字で簡単な例を書いてみました。
例)
①販売単価100、販売数100、仕入原価70とした場合には…
売上10,000
原価 7,000
利益 3,000
②販売単価を10値下げした場合には…
売上9,000
原価7,000
利益2,000
この場合には、いくら販売数を増やす必要があるでしょうか❓
①の粗利益率は30%
②の粗利益率は22.2%
となりました。
②の利益を3000として、粗利益率22.2%で割り戻して売上を計算してみると…
3,000÷0.22=13,500
となりました。
出てきた売上を販売単価で割ると数量は❓
13,500÷90≒150
となりました。
販売単価を10下げるだけで、下げる前と同じ利益を出すために増やす販売数は50も増加させる必要があります。
どうですか❓
利益を出すために値下げしたのに…
売れないから値下げしたのに…
どうやって売ればいいんだ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
となりませんか❓
安易な値下げは身を滅ぼします‼️
気をつけましょう( ̄∀ ̄)笑
値下げしたらこうなりましたが…
逆に値上げしたら❓
考えてみてください(^ ^)
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