長女が偏頭痛のようなので…自分のための備忘も含めて調べたことをまとめておきたいと思う。
【本題】
子どもの頭痛は持続時間が短く、
発作の時以外はケロっとしているため診断が難しく、
周囲の理解がないと、当の本人が頭痛と併せて周囲の不理解という辛さが重なってしまいます。
そのため、不登校につながる可能性があるほどの問題を持っています。
正しい知識と適切な対処が重要となります。
片頭痛とは?
子供の片頭痛の前に、先ずは片頭痛とは何か?ということから調べてみました。
片頭痛とは、頭部の血管の急激な拡張によって、周囲の三叉神経が刺激されて発症する病気のことです。
したがって、子供にも起こることであり、どちらかといえば起こりやすいようです。
成長過程にある子供の血管や細胞は激しく収縮と拡張を繰り返しています。
筋肉の緊張と弛緩も同様です。
ですから、
体育の授業の後や激しい運動の後、
あるいは
学校が終わって帰宅後に頭痛を訴える子供が多いと言われているようです。
これは、発展途上の子供たちの身体の、
緊張と弛緩のバランス
が上手く働かなった結果と言えるのではないでしょうか❓
子どもの頭痛について
子どもが学校で訴える症状のなかで、頭痛はよくみられる症状のひとつのようです。
発熱を伴う風邪のような症状のときの頭痛の場合には、保健室で休ませてもらえるのですが…
例えば、授業中に片頭痛が起きて、本人はとても辛いのにも関わらず、サボろうとしていると見られたり、熱がないからと保健室から教室に返されてしまうケースも少なくはないようです。
とくに体育の授業の後などは血行がよくなることで血管が拡がり頭痛が起こることがあるので、そういったときは頭痛が治まるまで保健室でしばらく休ませて貰いましょう。
周囲の大人が子どもの頭痛に注意を払い、担任の先生や養護教諭の理解を求めることも大切となります。
主治医に「頭痛が起きたら保健室で休ませてください」
といった内容の
"頭痛持ち証明書"
を書いてもらうなどの方法も考えましょう。
なぜ、証明書を書いてもらうと良いのでしょうか❓
もし、片頭痛の発症する授業が
常に
同じ先生の同じ授業だとしたら…
どうでしょうか❓
ただその先生のその授業に出たくないだけではないかと誤解を招くことになるかもしれません( ̄▽ ̄;)
誤解を招いたまま学校生活を続けることはストレスです‼️
ますます病気を悪くしてしまいます💦
頭痛が原因で不登校になる児童もいます。
何より、子どもの頭痛の専門家が少ないこともあって、
先生や周囲の大人の理解が必要不可欠です‼️
子どもの片頭痛の特徴
授業中など、熱も無いのに頭痛を訴えると、上述していますが…仮病扱いされることが多いようです。
また、平日は頭痛を訴えているのに休日は元気に過ごしていて誤解されるケースもあるようです。
子供の片頭痛も大人と同様にストレスと無関係ではありません。
さて、子どもの片頭痛は、大人の片頭痛とは少し異なっているようです。
特徴としては、
(1)頭痛の持続時間が2時間からと短い、
(授業中に発症したとしたら、その時間だけ保健室等で安静に過ごせば治まります。)
(2)頭痛の部位が両側性(前頭側頭部)である場合が多い、
(3)腹部症状が多い
(繰り返し起こる嘔吐と下痢は、食中毒と間違いやすいので要因を特定できるまで冷静な判断が必要です。)
などが挙げられます。
このように短い発作時間であり、頭痛の発作後はケロッとしていることや光過敏などの症状も周囲にうまく伝えられないことから、サボっていると思われてしまうのです。
日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会 訳:国際頭痛分類 第3版 be
片頭痛を起こしやすい子供
片頭痛を起こしやすい子供の特徴としては、
(1)遺伝的要素によるもの
特に母親が片頭痛持ちの場合には、かなり高い確率で病気を受け継いで発症します。
(2)乗り物酔いをしやすい
(3)喘息やアレルギーを持っている
(4)低血圧気味
子供にこのような特徴がある場合には気をつけて見てあげてくださいm(_ _)m
片頭痛に関連して起こる症状
片頭痛に関連する周期性症候群
- 周期性嘔吐症候群
特徴的な強い吐気と嘔吐が持続的・周期的に起こるもので、発作の起きていないときは至って普通です。
自家中毒(小児の周期性嘔吐症)とも間違われるため注意が必要です。
- 腹部片頭痛
日常的な活動を妨げるほどの重度の腹痛が生じます。
腹痛とともに食欲不振、吐気、嘔吐、顔面蒼白などを伴います。
腹部片頭痛のみられる大部分の小児は、のちに片頭痛を起こすことが多いようです。
- 良性発作性めまい
前ぶれなく生じる回転性めまい発作で、数分から数時間で自然に治ります。
年少児で「発作的な落ち着きのなさ」がみられた場合、回転性めまい発作の可能性があります。
- 良性発作性斜頸(しゃけい)
頭が左右どちらかに傾いて(少しねじれていることもある)、数分から数日間で自然に治る発作が毎月のように起こります。
生後1年以内に起こり、良性発作性めまいや片頭痛に移行することもあります。
- 上記の症状以外に
子どもの場合、自分の症状を表現することが難しいと思います。
子どもを観察していて次のような仕草や態度を取っていないか見てあげてください。
まぶしい光を嫌がる、
音に敏感に振る舞う、
などの行動から判断して片頭痛の可能性を考えてあげてください。
遺伝と片頭痛について
子どもの頃の生活習慣によって、大人になってから片頭痛持ちになるかどうかが決まるわけではありません。
多くは生まれつきの体質、遺伝的要因に環境因子が加わって片頭痛持ちになるのではないかと考えられています。
片頭痛の子どもには車酔いする子どもが多いという報告があり、これは自律神経系の問題ともいわれていますが、はっきりした原因は不明です。
両親、とくに母親が片頭痛だと、娘も片頭痛になる確率が高いことがわかっています。
日頃から子どもの頭痛の誘因を見極めるよう心がけましょう。
また
"体質だから"
と片づけずに、治療法があることも知っておきましょう。
生活の乱れが頭痛につながる場合
頭痛のある子どもは、普段からの規則正しい生活習慣がとても大切です。
- 寝過ぎや寝不足にならないこと、
- テレビやゲームなどで夜更かししないこと
など注意が必要です。
暗い部屋でテレビを見たり、ゲームで画面がまぶしい/チラチラするのは頭痛の大きな誘因になります。
また、朝ご飯をきちんと食べないと、血糖値が下がって頭痛を招き、お昼前の体育の授業中に頭痛が起こるケースが少なくありませんので、朝ご飯をしっかり食べる習慣をつけるようにしましょう。
最後に
かく言う私も偏頭痛持ちでした💦
25歳〜30歳くらいまでの期間でしたが、一ヶ月に1〜2回は必ず起きていました。
症状としては、
まず、前兆がありました。
キラキラとした光により、視界が遮られ、字がほぼ読めない状態が1時間ほど続きます。
その後、動けないような頭痛が始まります💦
私の場合は、目を瞑って、横になり、寝れるなら寝て、頭痛が収まるのを待つ…
という方法しかありませんでした。
頭痛薬も飲みましたが…
偏頭痛が起きてから飲んでも意味はなく…
前兆の段階で飲んでみて、何となく飲まないよりはマシ❓かな…というところです。
まとめ
片頭痛は大人の頭痛と思われがちですか…
実は子供にもあります。
子供 の 片頭痛 の場合、
本人が上手く伝えられない
ことで
周囲の大人も気付かない
ことが多いのです。
将来の片頭痛の兆候としての症状も表れますので、丁寧な観察をしてあげて下さい。
何事も早期発見早期治療が大切です。
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