最近、ABC分析にパレートの法則を目にする機会があり、少し書いてみたいな!!と思ったので書いてみようと思います。
昔から言われている内容を少し記載します。
小売店で商品を分析する際に多く用いられているように思います。
ご存知の方ばかりだと思いますので、簡単に内容を記載致します。
下記の表のように品目、売上高、売上割合を記載します。
ここで、売上割合の高い順から累積売上割合の70%程度をA群
70%~90%程度をB群
90%~100%をC群
として分類します。
A群は在庫が切れることのないようにしっかりと管理します。
逆にC群に属するモノは取扱いをやめることを検討します。
B群は過剰在庫とならないように在庫切れのタイミングや適正在庫を把握します。
これをグラフにすると下記のようになります。
表にはパレートの法則と記載されています。
パレートの法則とは、
「商品の売上高の8割は、全商品のうちの2割の品目が生み出す」
とされています。
金額が記載されている表を見て頂くと・・・
11品目のうち3品目で売上の8割を占めています。
この8割の商品に焦点を当て、販売戦略が行われてきました。
広告費などもこの商品に掛けていました。
このABC分析は商品やサービスが多い職種の分析手法として使われいるかと思います。
しかし、この分析手法はサービス業でも活用することができます。
小売業でも結構です。
品目ではなく・・・
取引先ごとに分類してみてください。
この場合も同じで2割の取引先で売上の8割を占めているはずです。
これに追加して分析をしてください。
その取引先の売上を占めている品目の内訳をです。
実際には何が売れているのでしょうか?
バランス良く購入頂いている場合・・・
偏っている場合・・・
場合によってはC群の撤退をしてはいけない場合もあります。
分析は一つのことでやっては危険です!!
複数の視点から客観的に行う必要があります。
例えば、
品目のみでの分析であれば、上位3品目の販売に力を入れると思います。
取引先ごとに行い、さらに品目で分析してみた場合、結果によっては戦略や戦術が大きく変わる可能性があります。
一つの分析結果で満足することなく、複数の分析を行うようにしましょう!!
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