ヒューマン1.0からヒューマン2.0へ


私自身、子供の頃は負けず嫌いでありつつ、型にはめられることが嫌いでした。

自由に輪の中に入ったり、出たりしているような感じです。

特にイベントごとが嫌いでした。

運動会や文化祭など、みんなで何かをするようなことが・・・


学校教育は、社畜を作り出すことを目的にしているため、言うことを聞く子やみんな一緒にを守る子を優等生としてみています。


我が子には学校以外のところで得意なことを身につけ、伸ばしてほしいと思うところです。


【昭和世代】

小学校や中学校では、親や先生からこんなことを言われていたように思います。

「継続は力なり」

「切磋琢磨」

「苦手なことを克服しろ」


社会人になったときには、

「石の上にも三年」

五年は我慢して努めなければ何もわからないから、どんなに辛くても働け!!


というようなことを言われた記憶があります。


私の場合は、転職・転社回数が合計で9回あるため、最長で2年2ヶ月です。

最短だと2週間だったように思います(笑)


【ゆとり教育世代】

ゆとり教育で象徴的なこととして、

私は、「ナンバーワンではなく、オンリーワン」があると思います。


SMAPが当時歌っていた世界に一つだけの花の中の歌詞にある

「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」

これが物語っているのではないでしょうか?


ゆとり教育世代は、

「自分らしくあること」を重視しています。

競争が苦手であり、型にはめられることを嫌います。


◆ゆとり世代の大学生を集めて質問した結果があります。


「業績1位から10位までの人がいます。勝者は誰ですか?」

という質問に対する回答です。


ほとんどの人が、「5位以上の方が勝者です。」と答えます。

一割くらいの人が、「1位以外は全員敗者です。」と答えます。


ゆとり世代は不況の影響下で経済が下がっていく体験しかしていません。

父親がリストラされた。

父親の給与が上がらなく、家庭内が不穏だ。

のように暗い話を聞いて育ってきた世代です。


そのため、現状維持は勝者!!

平均以上なら勝ち組!!という考え方です。


学校教育で運動会などで順位を付けない。ということもあったぐらいです。


彼らはリスクを冒してまでトップを狙いにいくことをしません。

上を狙うことはハイリスク・ローリターンで割に合わないと思っているのです。


昭和世代とゆとり世代の違い】

・昭和世代

昭和世代はまだまだモノが不足していた時代です。

不足しているから作れば売れる時代。

物欲が強かったのではないでしょうか?


今とは違って、エアコンもパソコンも携帯電話も当たり前のようにありませんでした。


物が増えると嬉しい!!

BMWの新車が納品されて「嬉しい!!」と思う。

そんな感じだったはずです。


そのため、「お金は大事」という価値観が強く芽生えています。


・ゆとり世代

物心が付いた頃には、エアコンも薄型テレビも携帯電話もテレビゲームも揃っている。

物が生まれた時から過不足なくあって、物が増えたことで喜びが増えるということはあまりないのではないでしょうか?


昭和世代がBMWの納車で嬉しがりますが、彼らにはそれはありません。

インスタ映えを狙って写真を撮り、アップして「いいね!」を貰って満足する。


それどころか、モノを消費せず、CO2削減を喜んでくれる。


有限なモノはシェアで分かち合い、現状維持に満足し、日常のちょっとした感動を「いいね!」で共感しあって平和に暮らしています。


・昭和世代が、無限にモノを求めて朝鮮半島に攻め入った戦国時代の野蛮人だとしたら、

平成生まれの若者は拡大しない領土の中で仲良く平和に暮らす江戸時代の文化人でしょう。


地球には有限な資源しかありません。

有限な中、無限にモノの豊かさを追求することは不可能です。

平成生まれのゆとり世代は、地球を持続可能にするために誕生してきたのではないでしょうか?


そして、昭和世代をヒューマン1.0

平成生まれのゆとり世代は新たにヒューマン2.0として今の世を支えています。


【ヒューマン1.0とヒューマン2.0の違い】

◆ヒューマン1.0

 ◇人生の目的

  ・飢餓との闘い

  ・いかに穏やかな老後を迎えるか?

 ◇価値観

  ・人生で「お金」は重要

  ・努力は報われる

  ・石の上にも三年

  ・人は挑戦し成長する(成長至上主義)

 ◇子供時代の体験

  ・飢饉を知っている世代、戦争の上を知っている世代からの教育

  ・競争社会。

  ・勉強、スポーツで競い合い、受験地獄で競い合う。

◆ヒューマン1.0

 ◇人生の目的

  ・自由地獄との闘い

  ・いかに自分らしく楽しく生きるか?

 ◇価値観

  ・ほどほどのお金があれば十分

  ・人生で大事なのは「仲間」と「やりがい」

  ・自分が自分らしく輝く居場所がある

  ・才能がマッチすれば努力はいらない(マッチング至上主義)

 ◇子供時代の体験

  ・生まれた時から、車、エアコン、TV、ゲーム全てがあった。

  ・飢えの記憶を誰からも聞いたことがない。

  ・辞書に飢えという概念はない。


人生の可能性を拡げる~起業家の右腕・バックオフィスサポーターTAKA~

\バックオフィスサポート&サポートビジネスの先生/ ★営業経験ゼロ、資格なし、人脈なしの事務職からでも起業できる サポートビジネス ★課題を発見し効率化・時短化するのが得意! ★子育て世代の起業・複業を応援 バックオフィスを整え、ビジネス飛躍のためのサポートをしています! ※経理、会計、財務、税務などビジネスに必須な内容もお伝えしています。

0コメント

  • 1000 / 1000